良質の生物科学科学エンタテイメントおすすめ度
★★★★☆
状況設定(人間が昆虫並みの大きさになって探検)は子供だましだが、それを逆手にとって分かりやすく、小さな子どもから大人までを引き込む設定を作り出し、そこに徹底的に精緻な生物科学の研究成果を盛り込むという、欲張りな企画がナイジェル・マーヴェンという稀有なキャラクターの魅力もあってまずまず成功している。
特典映像の25分のメイキング映像を見ると、特に撮影班の苦闘がよくわかる。それほど、高精細かつ極限まで近接した上で捕らえられた昆虫やクモ類の生態は見る者を釘付けにする。
また「プレヒストリック・パーク」のように恐竜より、本作の昆虫の方がCGにした時のリアルさが出ているのも、偶然かもしれないが高ポイントだ。
冒険ものドラマとしての全体的な稚拙さを客観的にみると星1つは減じざるを得ないが、大真面目にここまで大人が取り組んで、良質の科学エンタテイメント作品を提供するって、素敵なことだと改めて感心した。
やっぱりナイジェル!!
おすすめ度 ★★★★★
ナイジェルの庭を虫サイズになって大冒険!!
こんなに身近に恐ろしい弱肉強食の世界があったかと、私たちもナイジェル共々大喜びでした。
共演した役者さんの「サスペンス」っぽい恐怖演技に比べ、ナイジェルの手放しの喜びようがまたなんとも可笑しくて「やっぱりナイジェル!!」
CGなどの映像も美しく、見ごたえのある作品でした。
うちの小学生・幼稚園児も夢中になって見ていましたよ。
マイクロ・サファリもシリーズ化しないかなあ…。