完全にジャケット買い。昔からジャケットのいいものは内容もいいというが、その通り。2つのヴァージョンで聞けるHarlem Nocturne、名曲Left Aloneもいいが、Here’To Lifeがみっけもの。録音もざらざらしたテナー・サックスの音色を再現していていい。それにしても、ジャンルー・シーフのジャケットは色っぽい。
当代一のサックス吹きのバラッズおすすめ度
★★★★★
「スイング・ジャーナル」というレコード会社の広告満載で、つまらないジャズCDも褒めるので有名な雑誌の2004年の年間賞の銀賞を受賞した。しかし、このCDはいい。当代一のサックス・プレーヤーがジャズファンなら誰もが好きなバラッズを吹くのだから悪くなりようがない。まず一曲目の「ミッドナイト・サン・ウィル・ネバー・セット」で背筋がぞくぞくする。「ソウル・アイズ」「ハーレム・ノクターン」などスタンダードが多いので誰でも楽しめる。プロデューサーはヴィーナス・レーベルのオーナーの原哲夫氏。エリック・アレキサンダーの何枚かのCDの中でも出来もいいが、ジャズ・ファンに愛されるにちがいない一枚だ。(松本敏之)
若い人に聴いてもらいたい・・おすすめ度
★★★★★
E・アレキサンダーは若い白人サックスプレイヤーである。そしてヴィーナスレコードのプロデューサーのセンスでこうしたアルバムをドンドン世に出している。実を言うと昔のジャズファンならここまで露骨に日本人好みのジャズは敬遠するような気がする。しかし、そういう古いジャズファンも(団塊の世代あたりか?)いい加減人生に疲れ、若い時のこだわりも薄らいで本当にいいジャズに浸ることが出来るようになると一人でコーヒーを飲みながら書斎でB&WかALR JordanのようなJBLでない小型スピーカーから流れてくるこんなジャズに酔うことができるのである。こうした感覚を今の若い人たちと共有したいものだ。
当代一のサックス吹きのバラッズ
おすすめ度 ★★★★★
「スイング・ジャーナル」というレコード会社の広告満載で、つまらないジャズCDも褒めるので有名な雑誌の2004年の年間賞の銀賞を受賞した。しかし、このCDはいい。当代一のサックス・プレーヤーがジャズファンなら誰もが好きなバラッズを吹くのだから悪くなりようがない。まず一曲目の「ミッドナイト・サン・ウィル・ネバー・セット」で背筋がぞくぞくする。「ソウル・アイズ」「ハーレム・ノクターン」などスタンダードが多いので誰でも楽しめる。プロデューサーはヴィーナス・レーベルのオーナーの原哲夫氏。エリック・アレキサンダーの何枚かのCDの中でも出来もいいが、ジャズ・ファンに愛されるにちがいない一枚だ。(松本敏之)