「ミクロの決死圏」の続編ではありませんおすすめ度
★★★★★
映画「ミクロの決死圏」の単なる小説化に不満足だったアシモフが,科学的な正確さを追求しつつ「人間をミクロ化して人体を探検させ」た本格ハードSF.主人公はアメリカの神経物理学者で,ソ連で行われる人体ミクロ化実験を応用した脳手術のために誘拐されてしまう.ミクロ化された時の様子を読者がリアルに感じられる平明な語り口と,サスペンス/ミステリー調のストーリーに引き込まれて一気に読める.筋力は筋肉の断面積(大きさの2乗)に比例するが体重は大きさの3乗に比例するので,ミクロの世界ではアリのように力持ちになることや,重力よりも,摩擦や粘性の原因である分子間力が支配的になること,血流中でブラウン運動が体感できることなどの例に見られるように,物理・化学・生物分野の知識を縦横無尽に取り扱った傑作.
さすがは、アシモフ!
おすすめ度 ★★★★☆
最初のミクロの決死隊は映画で何度も見たほどよくできてるなぁと感心したものです。そして今度はパート2と言うことで読みましたがなんと先に人間縮小という大偉業を成功したのはソビエトと言うちょっとそれは信じがたい事なんですが・・やはり作者も世界の2大強国と思っているのかも・・