言葉の面白さおすすめ度
★★★★★
歌手の一青 窈が綴る詩とエッセイを纏めた一冊。
歌としてのメロディにのせた時の面白さとは違い、
言葉を一つ一つ自分のペースで楽しむ面白さがあります。
言葉の魅了。不思議。
そういうものを改めて感じさせられました。
読むと言うより言霊を心で感じた
おすすめ度 ★★★★★
心の窓が全開にできるまで、目次をただただ眺めていました。
書かれている文字を目で追うのではなく直接心で感じたいから。
一青窈さんの詞(ことば)の世界はたぶんそういうものなのです。
心の窓が全開になったところで読んでみると、透明なガラス窓越しに、それ以上に透明なありのままの一青窈ワールドが広がっているのを感じました。
「歌詞だけでは伝えきれないなにか」を伝えようとする想いが、本のいたるところにちりばめられていました。
伝えたかったけど伝え切れなかった想いを抱え、誰にもそんな想いをして欲しくないから、大切な人が生きている間に「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと伝える手助けになれば、という一青窈さんの気持ちが伝わってきます。
意地悪ではなく優しい気持ちが連鎖すればいいのに
好きな人と好きな人の幸せを願うことは、誰にでもできるはずだから
そうしたら、今よりちょびっとばかし幸せな人がこの地球には増えるはず
そしてそれを実現できるのは私たちです。
今すぐは無理でもいつか、いつかきっと
そんな願いというか覚悟までも感じてしまいました。
一青窈さん、この世界に居てくれてありがとう。
これからもたくさんの詞で生きる幸せを伝え続けてください、私もその想いを広げるお手伝いをしたいです。
そう思わせてくれる珠玉の一作です。