上映時間を短くすれば傑作になったかも おすすめ度 ★★★☆☆
コミカルなエピソードを繋ぐ事で、2人の関係が深まるのを見せて行くやり方も、中盤以降ガラリとシリアスに変わり後に意外な真相が明かされるという展開も、これまでのクァク・ジョエン監督作品と全く同じなのである意味安心して楽しめるとは思います。
綾瀬はるかのサイボーグぶりはとても良かった。キョトンとしたサイボーグ役は彼女のキャラと合ってたと思う。コケティッシュな顔に似合わずダイナマイトボディぶり。ボディスーツスタイルもドキドキさせるし、結構、巨乳だよね。このあたりも男性ファンをくすぐるかも。(笑)
小出恵介は、「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンそのもので、このヘタレキャラにどれだけ共感できるかがポイントでしょう。
綾瀬はるかのお陰で2時間飽きなかったですが、もっと短くしても良かった。もともとクァク・ジョエン監督はそういう傾向にありますが、無駄な場面が多い。あれもこれもと欲張りすぎて、それぞれの場面のつながりがチグハグな印象。
青年とサイボーグの「生身」の情感が感じられる胸キュンのディテールがもう少し欲しい。ふたりの愛の情感が、タイムパラドックスによって、すべてが都合良く処理させている感じ。
ラストの捻りは面白いけど、これも冗長。それにしても、パロディなのかオマージュなのか知りませんが「ターミネーター」ネタが多かった。ちょっと鼻につく感じがしちゃったかな。
SFXは、撮影後相当の期間を費やしただけあってよく出来ていて、スケールの大きさもなかなかでした。
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