酒の肴に…おすすめ度
★★★★★
私は大阪の方はライブに行き、生で体感してきました。
でも、やっぱり東京の方も見ておきたい、THE BACK HORNなんだから
同じライブなわけが無い!と思い購入しました。
購入して、全く損した気はしませんでした。
熱いですね、毎回思うのですが、熱い。
メンバーとファンとの一体感が、他のライブ以上に感じられます。
ブラウン管を通しても感じ取ることが出来るのが、驚きました。
激しく魂の篭った演奏をするメンバーの後ろには、DVDの表紙にもなっている絵。
メンバーにも装置にも迫力を感じ、襲ってくる感じがしました。ドキドキしました。
のっけからレクイエム。レクイエムの前奏が鳴った瞬間の鳥肌忘れません。
ただ、少し残念だった点。
初期からのファンの方には、少し物足りないだろうと思われる選曲。
全て、聞きやすい曲に偏っている印象をうけました。
独特の、耳になじむまで時間のかかる曲は、少なかったように思います。
逆に言えば、最近好きになった方でも楽しめるライブです。
お酒片手に…最高の作品です。
良すぎるおすすめ度
★★★★★
ライブは実際に見ることができなかったので、正直見るまで不安がありました。通常、ライブだとボーカルの声が最後まで持たなかったり、観客との距離感が微妙だったり、会場の雰囲気でただ盛り上がっているだけだったりする場合があります。ですが、これらの不安は見始めたとたんに解消され、見終わるまで、ただただ画面に釘付けでした。最も驚いたことは、全身でシャウトするボーカルの声が、最後まで全く変わらなかったこと、歌のうまさです。このバンドはやはり彼の存在がとても大きいのではないでしょうか。また、楽曲の構成、野外の雰囲気、カメラの構図、メンバーの盛り上がり、演奏のレベル、夕暮れ時の空の移り変わりまで、何もかもがすばらしい出来でした。おまけにメンバー作の紙芝居、CDにはなっていない、ピアノ演奏のBGMまでついています。期待以上、という言葉では表現しきれないくらい良すぎるのです。これは過大評価では決してありません。彼らには音楽以外何もいらないのだな、と改めて感じました。
ベスト盤ですよ
おすすめ度 ★★★★★
バックホーンは歌詞も独創的で唯一無二ですが、最近は前にも増してギターリフがとてもかっこいいのです。 特に1曲目の「レクイエム」。映画「CASSHERN」の挿入歌にもなってますが、最高のイントロ最高のギターリフです。最初から最後まで目が離せないないようです。
個人的には、「幾千光年の孤独」が入っていればもっとよかったです。
概要
2004年の夏に行われたツアー「夏のワンマン市街戦!~夕焼け目撃者~」より、7月17日の日比谷野外音楽堂でのライヴを収録。演出っぽいことはほとんどなく、ただひたすら4人の演奏をシューティングしているだけのきわめてオーソドックなライヴ映像なのだが、思わず引き込まれてしまう強烈な吸引力がこの作品には確かに存在している。その最大の要因は、まったく当たり前の話で恐縮だが、バンドの持つ圧倒的な存在感。凶暴性と繊細な情緒を同時に感じさせるギター・ワーク、分厚く重いビート、どんなに激しく叫んでも、その奥底に情感あふれる歌心を感じさせるボーカル。4人がガッシリとひとつになった緊張感たっぷりのライヴ空間は、DVDというメディアを通しても、生々しく伝わってくる。少しずつ日が落ちていくに従って、バンドとオーディエンスの精神的な距離が縮まっていく様子も、手に取るようにわかる。これだけの音楽的説得力と客をグイグイ引っ張る馬力を兼ね備えたバンドは、そうはいないはずだ。巻頭に収録された菅波栄純の監督による映像作品「爆音夢芝居」も不気味で素敵。(森 朋之)