Web上の情報源へのURLが豊富おすすめ度
★★★★☆
SOAに関する情報の概要をまとめたものだが、概要にしては多くを詰め込み過ぎていて、読み物としてはちょっと読みにくい。SOAの入門としては他書を当たった方が良いかもしれない。しかし、包括的に重要な事項ばかりが書かれているので、実務上参照するためのガイドブックとしては十分使えるだろう。また、何より有り難いのが、IBMなどが提供しているWeb上の情報源への豊富なリンクだ。参考文献として、様々な書籍なども紹介されているが、同時に無料で参照可能なIBM developerWorksや、IBM System Journal、Redbooksなどが紹介されており、本書では分からない詳細な情報を取得出来る。本書をベースにし、細かな点は、Web上の無料の参考文献を参照すれば、SOAについてはかなりの情報を取得出来るようになっている。
SOAへのコンパスおすすめ度
★★★★☆
タイトルのとおり,特定の技術詳細を解説するのではなく,SOAの全体像を概観して,サービス指向システムの計画・開発を行うための「コンパス」として意図されて書かれている.これ一冊でSOAの方向性と要素技術のざっくりとした概要は分かるようになっており,必要に応じて個別技術の詳細を別書や仕様書へスムースにあたることができる.用語・概念解説が充実していてリファレンスも役立つものが多かった.内容的には,特に後半部分の非機能要件,セキュリティ,SOA環境管理の3章が特に有益だった.
後1歩が足りない
おすすめ度 ★★★☆☆
SOAに対して幅広くカバーしており、色々と考える余地を示してくれたいい本です。ただし、ある程度SOAについての知識のある人でないとついて行くのは厳しいでしょう。また、実践ガイドといいながらも実践的な内容よりは概念的な内容が多いです。より実践的になるためには後1歩が足りないって感じですね。でも、ある程度SOAに対して知識のある方には結構いい参考書になると思います。