多くの子供はチャンスを逃しているのか?おすすめ度
★★★★☆
子供の教育の本は興味があって、いろいろ読んだ。
数ある中で、この「モンテッソーリ教育」ほどピタッと当てはまるのはないのではないか。
特に乳児〜幼児〜児童の、親にとってみると単なる反抗期以外の何もの でもない、
この時期における子供の現象について納得のいく説明がなされている。
特に最近の学校教育における授業崩壊や、少年犯罪なんかにも触れられ、
身のすくまされる思いで読んだ。
少しでも多くの人にこの本を読んでもらい、そして実践すれば、
もっと社会はよくなるのではないか?
そんな気がした。
幼児教育の理論と実践書おすすめ度
★★★☆☆
幼児教育における実践報告や育児報告をモンテッソーリという人が唱えた理論の枠組みから検討していく内容。
実践や育児の具体例が中心となっており、科学的な根拠は乏しい印象を受けたが、実際にあった話が載せられているのでそれなりに説得力がある。
ちょうど幼児期の子どもを育児中の方や幼児教育の実践に携わっている方なら一読の価値あり。
アカデミックな情報がほしい人にはやや物足りないかもしれない。
学校がなくても子は育つ
おすすめ度 ★★★★★
モンテッソーリ教育の伝道師ともいえる相良氏の著書である。学校崩壊や、凶悪犯罪を取り上げ、その問題に対処療法的にではなく、根本の部分からの解決と予防の効果をどうすれば挙げられるかに正面から応えようとしている。子どもを持つもののほかに、学校関係者や政治家にも目を通してもらいたいと感じてしまう本である。お勧め。