すごいドキュメンタリーです。チベットの人々がおかれたきびしい状況を知るのに最適です。子供たちを送り出す人々の気持ち、親元を離れ、命がけで国境を越える子供たちの気持ち、あまりにもつらすぎます。
一人でも多くの人に観てほしい。おすすめ度
★★★★★
三回観ました。三回とも涙なくして観ることができませんでした。
まだ幼いあどけない子供たちがもう両親に会えないかもしれないのに、中国警察に捕まったり、山中で命を落とす危険を承知でヒマラヤを越える。中国側にいては子供達の未来がないからです。チベット民族として生きることができないからです。
チベットについてほとんど知識がなかった私は、このドキュメンタリーで多くのことを知ることができました。隣国のことなのに情けない限りです。撮られるほうも撮るほうも命がけというこんなフィルムは数少ないと思います。
中国政府はチベットを侵略し長年に渡って宗教を制限し、チベット人を弾圧してきました。その間多くのチベット人の尊い命が失われています。
今、チベットでは1989年以来の大規模なデモが起こっています。温厚なチベット人が長年耐えに耐えてきたものがとうとう爆発したのだと思います。
一人でも多くの人にこのフィルムを観てほしい。そしてチベットの置かれてきた状況を理解してほしい。今、私はチベットのために自分ができることをしたいと思っています。
ハンパではなく心を動かされますおすすめ度
★★★★★
小学生の子どもと一緒に観ました。私は泣けて泣けて仕方ありませんでした。自分の息子と同じ歳の子どもたちが過酷な道をいくその映像はハンパではないショックです。でも最後にダラムサラに着いたときの子どもたちのコメントはひたすら感動的です。息子は途中、私に何度も「どうしてこんなつらい思いをしてまで山を越えなくてはいけないの?」とたずねてきました。でも、これがチベットの真実で現実。日本では報道されないことや教科書で学べないことを教えてくれるこの質の高いドキュメンタリーです。
こんな現実が…
おすすめ度 ★★★★★
ヒマラヤを越える子供たちのドキュメンタリーが流れるなり、子供が「お母さんに会いたい」と泣く場面から始まるのですが、その時点でこの子たちは家族に会えないんだなと悟り、映画やドラマではなく、壮絶な出来事が現実あるのかとショックを受けてしまいました。それでも亡命した子供たちはチベットの国民性なのかこんな幼い子でさえすべて現実を受けいれて明るく生きている姿に胸を打たれました。