フィクションだが現実感ある作品おすすめ度
★★★★☆
自伝小説では無く、フィクションですが…
社会問題に触れている作品だと思います。
実際に虐待等の様々な問題がありますし…
この映画の感想は…
サラも昔の教育等がトラウマになってるとしか思えない程の、
反抗心、反発?から極端に正反対の方向へといき、
危険で不安定な生活へ、どんどん転落していった状態。
サラは精神的に脆弱で未熟なぶん、ドラッグやセックスの堕落した快楽に溺れてしまう。
こんな感じで、サラも壊れていくが、子供の人格・心も歪ませるはめに…
終始、痛々しく暴力的な描写。
久々に心で考えさせられる映画!!おすすめ度
★★★★★
始めは、酷過ぎる!何この映画!なんて気持ちでした。しかし終盤から最後には、息子の母を親愛する気持ちが心に打たれました(泣)非情に胸に打たれました!若い人、まだ母親ではない人、是非見て共感して欲しいです! 素敵な映画を見れてスゴく良かったです!
ダーク
おすすめ度 ★★★☆☆
観終わった後はダークな部分が多すぎて、何とも言えない感情になります。
児童虐待や宗教、ドラッグに売春…
日本でぬくぬくと親の愛情をうけて育った私には到底想像つかない世界の数々です。。
でも逆にダークな部分をより写実的に撮影している点がこの映画の観る価値だと思います。
ストーリーは、里親に出されていた息子を、ドラック漬けで酒のみで、しかも男がすぐかわるという最低の親?サラが引き取って育てていくという話。
いくら虐待されてもサラの愛を求める息子の無垢な目が印象的。
淡々と進んでいくストーリーに引き込まれて、あっという間に観終わった感じです。
いろんな意味で一見の価値はある映画だと思います。
(内容以外にもマリリン・マンソンが出てたり…子役の子がすごいかわいかったり…これだけでも十分。)
概要
男娼をしていた少年時代をつづったJ.T.リロイの衝撃的な自伝小説を、イタリア・ホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントの娘であるアーシア・アルジェントが監督・主演。里親から息子のジェレマイアを引き取った実母のサラだが、ドラッグや行きずりの男とのセックスが止められない。やがてジェレマイアも、サラの生活に影響されていく。
全編、観ているのが辛い。ここまで痛々しい映画も珍しい。母の奔放な行動に付き合わされ、ときには児童虐待のような行為も受けるジェレマイアだが、本能的な親子愛が彼を母と結びつけていく。幼い心が受ける試練は切ないばかりだが、その一方で、母親としてのサラをただ否定的に描かなかったところも、本作の特筆すべき点。壮絶な物語なのに母子の愛情に共感させる手腕は、アーシアの監督として、俳優としての情熱が生んだものだろう。映像と音楽がパンクな雰囲気をかもし出し、ピーター・フォンダ、マリリン・マンソンら脇を固めるキャストも適役だ。(斉藤博昭)