出会えて良かったね。おすすめ度
★★★★★
こういう物語を読むと、女性作家の素晴らしさをかんじる。女性にしか描けない弱さとか、心理とか、小さな嬉しいこととか、読んでいるととても主人公が愛おしく思ってしまう。
夫に虐待を受けている杏子が、家庭のある男に惹かれていくのですが、お互い家庭があっても早く二人が1つにならないかと願ってしまう。
でも虐待されていても耐えていることは理解できません。それに杏子はまだ33で、十分若いのではないかと思うけれど。
やはりこういう恋の潤いは、人には必要なんだと思う。だからきっと内面も外面も美しいままでいられるのだと思う。
もう少しラスト続いて欲しかった。ちょっと納得いかない展開でもあった。でも杏子にとって彼は確かに運命の人だったんだと思う。出会えて良かったね。
暴力に負けない・・・心に何かを・・。おすすめ度
★★★☆☆
最近よく耳にするようになった「ドメスティック・バイオレンス」。
これは物語なので、本当にこのようなことがあるのか、ないのか・・私には、良くわからない世界。
読んでいるうちに何だか主人公の杏子に同情している自分に気がついた。
文句を言っていても、今の自分は幸せだなぁ・・と感じた。
ガーデニングでも不倫でも、夫のことを忘れて熱中できることが見つかって、本当に良かったと心から思った。
夫の暴力の場面では、ドキドキしてどんどん読んでしまった・・・。
大人の女性にしか書けない…おすすめ度
★★★★★
「DV」できれば一生知りたくない、目を背けてしまう世界…。
男性が描いたとしたら、もっとベールに覆い隠してしまうこと
でしょう。ここには生々しい日常が、これでもかと描かています。
主人公が出口の無い世界に見い出した一筋の光、それさえも作者は
、女性ならではの冷静さで夢物語に終わらせない。
冷たいようでいて、同じ女性に対するエールも感じさせる作品です。
大人の女性である作者の力量を、痛感しました。