これがデビュー作品とは驚きおすすめ度
★★★★☆
「そして誰もいなくなった」を彷彿させる作品。
登場人物の名前(ニックネーム)がまた洒落ている。
ミステリー好きにはたまらないだろう(笑)
なんだか久しぶりにアガサクリスティを読みたくなってしまった。
意外な人物が犯人なんだろう、と思いながら読んだにもかかわらず、
やっぱり最後で「うーん」と唸らされた作品。
このまま犯人はわからないまま終わるのかと思ったら最後であのシーンが出てくるとは。
これがデビュー作品、と言うんだから綾辻氏のすごさを思い知らされた、って感じ。
他の作品もぜひ読んでみたいと思う。
え?って思わせる。おすすめ度
★★★★★
この本は私が綾辻行人さんを好きになった一番最初の本だが、なんというか小説初心者の私でもドキドキで読めた。次に何が起こるのか、起こってしまったのかを推理していく。集団意識の中で自分以外誰も信じられなくなる心理状態にみんななっていきます。で、最後あたりがえ〜?ってなります。正直、なるほど!と思わせるような感じです。名前の呼び方にも特徴があるので逆に誰が誰だかわからなくなるようなものではなくて、読みやすいです。
たった1行で一気に謎解きおすすめ度
★★★★☆
今から30年近く前、海外の推理小説を読みあさっていた頃よく読んだ、クリスティ、クィーン、ダイン・・・etc.中でも「皇帝のかぎ煙草入れ」(カー)は今でも大好きな1冊だが、これらメジャーな作家のニックネームをもった学生が次々に殺されていく。
非常にテンポが早く読み易い。ベースになったクリスティの「そして誰もいなくなった」もやはり短い。が、”十角館”の最後に用意されていた1行の衝撃は見事だ。たったの1行で一気にすべての謎を解いてみせる展開は少々の粗っぽさはあっても十分に楽しめる。
一言で全てが・・
おすすめ度 ★★★★★
確かに他の方が言われているとおり、人物描写が弱いところもありましたが、そのマイナス点などどうでも良くなるほどのトリックと驚きでした。とにかくおすすめです。あと、この本を読む方は、有名な推理小説作家の名前、コナン・ドイル(ホームズ)、モールス・ルブラン(ルパン)などを知っていた方がいいです。たくさんの推理小説作家の名前が登場しますので、これらの名前を知らなければ面白みが半減します。