大昔、中学の時の音楽の時間に学校の先生に連れられて皆で見に行きました。たしかエーデルワイスの歌が入っていた教科書を使っていたことを覚えてます。その時はイキがって、悪ぶって、「なんだよ、こんなん観れねえよなー。」なんて言っていたのですが、映画が終わると感動しちゃって、ちょっと悔しい気持になり、、クソ!俺としたことが!と舌打ちをし、、でも、心の中では「いいよなーサウンドオフミュージック!」って、マリアが僕の心の中の草原を手広げて「♪あーおーい空ーwith the sound of mu-sic♪」と笑顔で走りながら歌っているのです。僕の善良な心を目覚めさせてくれたのです。(笑)そして、娘が3歳だったかの頃、吹き替え版を見せましたが、愛情や優しさや、音楽の大切さや、戦争は嫌なこと、僧院ではルール破りのマリアが、皆の愛情に守られていること、それは、マリアが純粋な心を持っているからだとか、子ども達のお父さんが音楽を禁止し軍隊式ルールを子ども達に押し付けるのは寂しいからだとか、お父さんがエーデルワイスを歌って音楽を取り戻したのは昔のお父さんに戻ったからだとか、音楽をマリアは好きだけど伯爵夫人は綺麗だけど継母みたいだから嫌い、とか、いろいろなことを彼女なりに感じ取り、現在に至るまで何回も観ています。マリアや子ども達をはじめ僧院のシスター達も歌を歌いますがそれは、平和と正気の象徴ですね。軍人は歌を忘れ、お父さんも歌を忘れ、そして再び歌いだす。それは狂気から正気に戻ったことを意味するのでしょう。映画中に出てくる歌は付録でカラオケバージョンにすると歌えるので大声で歌いまくってました。しかしまあ、この手の映画で、こんなに好きなシーンだらけの映画も珍しいし、あまりミュージカルを見ない僕でも見れるというのが凄いです。声優陣はミュージカル女優の島田歌穂や歌手の布施明や華原朋美が担当していて、朋ちゃんの"You are seventeen when I sixteen-"と久々に歌声を聞かせてもらいました。きっと彼女もこの映画を通して安らげたんじゃないかなぁなんて、勝手な心配をしてホッとしたりしてました。とってもいい映画ですよー。
何度見ても素晴らしい作品おすすめ度
★★★★★
この作品を見るのはこれで3度目だが、何度見ても楽しめるし、感動できる作品だ。
まずは主演のジュリー・アンドリュースが素晴らしい。元気一杯で、可愛くて、純真で、責任感に溢れていて、そして何よりも歌声に魅せられてしまう。この作品には彼女の魅力が全編に亘って溢れている。
そして音楽が素晴らしい。有名なドレミの歌も、タイトルのサウンド・オブ・ミュージックも、どれを聞いても名曲揃いだ。
更に今回改めて思ったがストーリーが素晴らしい。子供達がマリアに打ち解けていく様子や、頑なであった大佐が子供達の歌声を聞いて心を開くシーンもいいが、何と言っても愛するオーストリアがドイツに併合されたことに対して、大佐が祖国への思いを込めて「エーデルワイス」を歌うシーンは何度見ても心を打たれた。
3時間近くの大作であるが、長いと感じる部分が全くなく、あっという間に時間が過ぎてしまった。
わたしたちは、みんな音楽の生き物なのかもしれません・・・おすすめ度
★★★★★
人間を3時間も座らせて、
涙をいっぱい、いっぱい
流させてくれるもの・・・
映画っていいですよね?
もう40年以上の年月が
いまもキラキラ輝いています!
7人目のおこさんが、
「どうしていつも私は最後なの?」
「それは、一番大事だからだよ!」
ねぎらいの言葉ですよね?
あ、わたくしのこころが
よろこんでいる
よろこんでいる
この映画は、
ファースト・クラスです!
ミュージカル映画の最高傑作!
おすすめ度 ★★★★☆
「ド・レ・ミの歌」「エーデルワイス」など、誰もが知ってる名曲がいっぱいの作品。
英語の歌詞を知りたい人や一緒に歌ってみたい人は英語字幕で、吹替で鑑賞される方は吹替用字幕を選択すればバッチリですよ!
概要
修道女見習いのマリアは、修道院では問題児だった。そこで院長は、マリアをトラップ大佐の家に送り、7人の子供たちの家庭教師とした。トラップ家に受け入れられたマリアは、やがて大佐への恋心に気づく。そのうち、第2次大戦が始まって…。
『ドレミの歌』をはじめ、耳になじんだ曲の多いホームミュージカルの傑作だ。第2次大戦前夜の実話がもとになっている。監督は、『ウエスト・サイド物語』でミュージカルに新境地を拓いた、ロバート・ワイズ。ロジャース&ハマーシュタインによる舞台でのヒットミュージカルを、風光明媚なオーストリアのザルツカンマーグートでロケを実施、映画ならではの魅力に満ちた作品に仕上げた。特に冒頭での70ミリ大画面を利用した、アルプスからザルツブルクまでの空中撮影シーンが見事である。(アルジオン北村)