スコットランドの陰影の濃い風景がいいですねおすすめ度
★★★★★
監督が俳優の人、ヨーロッパの歴史に格別の興味もないということから、なんとなく見過ごしてきてしまったのだけれど、まさかここまで素晴らしい力作だったとは。
長い屈辱に満ちた歴史を経て、ついにイングランドに叛旗をひるがえすことになるスコットランド人たち。若いウィリアム・ウォレスという青年に率いられた、その壮絶な闘争を描いた歴史劇なのだけれど、180分を超える上映時間の間、一分として興味のだれる瞬間のなかったこの演出力は凄いです。地方の寒村で起こったある事件から、大きなうねりのように 多くのスコットランド人たちが身を投じる反乱が形成されて行く過程が、巧みに、そして荒々しく描かれていて、ぐいぐいその中に引き込まれて行く力と熱っぽさを感じます。
こういう作品を誉める場合の常套文句なんですが、ウィリアムが決して主義や理念の人ではなくて、イングランド人によって非業の死を遂げた恋人のためにという格好で、戦いにのめりこんで行くので、その行為が分かりやすく、そして力強く、どんどん人の共感を引き出すものになっているのだと思います。ウィリアムが報復のために、恋人ミューロンを殺した相手を 同じようにして殺害する場面があるのですが、「行け、いってしまえ!だれもその行為をとがめはしないよ!」と、拳に力が入らされましたね。こんな、登場人物に成り代わるような 共感や怒りを抱かせてくれる作品は、最近はあまり観ていなかったので、本当によかったです。
他のウィリアムと関わる人たちも、もしかして類型的(というか漫画的というか)とかいわれてしまうかもしれませんが、それだからこそ 友情や信念、愛などといった普遍的なものをかっきりと、揺るぎ無い形で描き切れたのかもしれません。敵方ともいえるイングランド側の人間たちは、「誰か、早くこの人たちなんとかしてくれ!」というぐらい憎々しいし、最後の最後までウォレスを裏切りつづけてしまい、そしてラストに・・という、ブルース伯のキャラクターなんか、かなり人をじーんとさせるのではないかと思います。
でも 一つだけ。やっぱり、ギブソンにはソフィー・マルソーとのロマンスなどに関わらず、ずっとミューロンに対する操を守り通して欲しかった。前半の二人の愛し合うさまが、瑞々しくピュアだっただけに。本当に。
“脇”もまた良い!!考えさせられる感動の大作です!!おすすめ度
★★★★★
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魂の作品!!おすすめ度
★★★★★
今の日本の景気の低迷、先行き不安になるかも知れません。しかし、この映画をみれば勇気が湧きます。本当に小さな力でも、何かを変えようとする力が、友を呼び、大きな輪になって、革命を起こす。今の日本人に必要な『考える力』、『挑戦する心』がこの作品の中から感じられます。素晴らしいの一言です。メル・ギブソン監督&主演、『ブレイブハート』お勧めの一本です。
非常に感動した
おすすめ度 ★★★★★
個人的には西洋の歴史ものには少々抵抗があったのだが、この作品は傑作です。描かれている舞台(イングランド、スコットランド)のスケールの大きさもさることながら、主人公ウイリアムフォレスの「愛」の大きさに心を打たれました。自分に正直であること、そして自分の意志を貫くことの大切さが切ないまでに伝わってくる映画。男の私も思わず涙してしまいました。心が乾いているかなという人には是非お薦めの一作です。
概要
13世紀末のスコットランド。イングランド国王エドワード一世の侵略で家族を殺害され、1人異郷に逃れたウィリアム。成人して故郷に戻った彼は、そこで幼なじみのミューロンと恋に落ちる。永遠の愛を誓い結婚した2人だが、彼女はイングランド兵の手にかかり殺されてしまう。
残虐な王の悪政に苦しむ民衆を率いて、自由と解放のために戦った実在の人物を描いた本作は、全編を通してパワーがみなぎる歴史スペクタクル作品だ。製作費7200万ドルを投じ、数千人のエキストラを配した戦闘シーンは圧巻。誇り高く壮絶なラストも、深く心に残る。またロマンスのパートでは、フランスの女優ソフィー・マルソーが華を添えている。
メル・ギブソンが製作、監督、主演の3役を務め、監督賞をはじめとするアカデミー賞5部門を獲得した。(小谷幸江)