概要
ディズニーは、かつての名作の「続編」を作り続けているが、先見の明のある製作者は今回、3本のしゃれた短編をまとめて、妖精のおばあさんが登場人物みんなの願いをかなえるという内容の73分の映画にした。1本目は、王女様にふさわしくふるまわなくてはならないシンデレラの話。シンデレラは自分らしく、気取らないやり方をお城に持ち込もうとして、周りの人たちを悩ませる(お城に庶民を招き、うっとうしいカーテンも開ける)。その次はシンデレラの仲良しの動物がそれまでとはまったく違ったふうに世の中が見えるチャンスを手にする話で、最後はアナスタシア(シンデレラをいじめていた義理の姉)がシンデレラたちのちょっとした手助けで、愛をつかむ話である。 ディズニー・アニメのほかの続編と同様『シンデレラ II』も、観ていて旧作とのギャップを感じさせず(『シンデレラ』とは50年以上のひらきがある)、違和感なく楽しめる。オリジナルの作品を重んじる純正主義者は多少あきれるかもしれないが、4~9歳児は大いに楽しめるはずだ。(Doug Thomas, Amazon.com)
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