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あのころ、白く溶けてく―安永知澄短編集 (ビームコミックス)

安永 知澄
おすすめ度:★★★★★
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hb
おすすめ度 ★★★★★

作風にバラつきがある

しかしそれは作者の実力の問題ではなく読者と作者の経験の差から生まれるもの

すんなり理解できるものと経験上、作者のエゴ?と思わせるものがある

題の通り優しさに満ち溢れていて正直、男がこれを読んでいると半分オタク。。。
俺はよむけど



ほんの少し前の、遥かなる「あの頃」
おすすめ度 ★★★★★

子供の頃の記憶。

思い出すこと、覚えていることはいくつかあるが、その多くは
長い時間のフィルターを通して加工されている。

食物に対するのと同じように、鮮度を保つにはある程度の加工
処理は止むをえない。風化された記憶とは、つまりはそういう
ことなのである。


あの頃。どう感じ何を考えてきたか。

子供の延長線上に大人はいて、つながっている。にもかかわら
ず、感情は霞がかった地平線の彼方にあり届きそうにない。


安永知澄は、この近くて遠い時代の記憶にアクセスできる稀有
な才能の持ち主である。そして、その感受性で捉えた感触を紙
の上に表現できる。

彼女の手によって眼前に現れる、風化にさらされる前の感情が
たゆたう世界。そこでは、美しい田舎の風景も抑圧の対象とな
り、子供社会にも厳しい世間やルールがある。隣の芝生は青く
見える。

大人の世界のミニチュアではなく、より先鋭化された、生々し
く残酷なる子供時代。

あの頃のアルバムや日記だけではわからない、分析や構成の
フィルターを通して浮かび上がった記憶のパッケージ。

タイムスリップは少し胸が痛む。



ああ、そういうことだったのかこの世界は。
おすすめ度 ★★★★☆

なんというか、こどもの頃そういう光景をみたことあるんだけど
見過ごしてきたよなというような部分に光をあてて、
そこでの感情を丁寧に掬い取ったような作品です。
ああ、あれってそういう意味があったんだなあと
思ったりするような。
意外にあっさり。

載ってるうちの半分はやっつけ感があって今ひとつですけど、
残りの半分だけでも買う価値はあるかと思います。
特にデビュー作(?)「くそがき」は
若さほとばしる佳作、といった感じで突き抜けてて。
浅野いにおとか好きな人には無条件でお勧めです。



タイトルは平凡、
おすすめ度 ★★★★★

しかし中身はそうでもない。はっきりいって衝撃を受けた。何か伝えたいメッセージとか、教訓とかそういうんじゃなくて、一つ一つの情景が懐かしく、そして身につまされるような感じがしてあっという間に読んでしまいました。自分の中の風景を大切にしている人で、これからもこういう作風を大事にしていって欲しいなと思います。才能とイメージ溢れる作品。これから伸びるか、それとも今ひとつ伸び悩むか、楽しみです。


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