本編は…まぁテレビで見てしまっていたので、特典目的で購入してしまいました。うむ、いい感じに壊れていて非常によろしゅうございました。コメンタリーはスタッフさんが好き勝手にしゃべくり倒していて、裏が見えているようで楽しめましたしね。
でもいちばん良かったのは付属の小冊子ですな。86ページもある充実した内容で、設定資料から新リプレイまで、まさに充実の内容。特に設定資料のガンナーズブルームの詳細が見れたのがいちばんよござんした。なるほど、こーなってたのねん…。
でもキャラごとの設定資料はもう少しページを割いてでも、大きな画像で見たかったかな。あれだとちと小さいですわ。まぁその辺は2巻以降も続くのでしょうから、今後に期待じゃ。特にベル様のあたり。
月刊ナイトウィザードvol.1の紹介おすすめ度
★★★★★
本書はアニメナイトウィザード THE ANIMATIONの初回限定版DVDに付属する冊子です。
(大きさはDVDのケースと同程度。B6?)
アニメ関係の内容としては、キャストインタビューその1としてエリス役の宮崎羽衣さん、スタッフインタビューその1として原作の菊池たけしさんのインタビューが収録。
また、アインソフオウルなどの武器や、アンゼ城などの建物、CMでもおなじみのキメラ等の1話に出てきたクリーチャーの設定画や、柊、エリス、くれは、灯、アンゼのキャラクター紹介に、アニメから入った人に便利な用語説明第1回(基本用語)が掲載されています。
ゲーム関係の内容としては、アニメに出てきた様々なもののゲーム的なデータを掲載。
物品ではアインソフオウルや慈愛の宝玉をはじめ、くれはの使っていた破魔弓や、アンゼ御用達リムジン箒、輝明学園のメロンパン等々があります。
それ以外にも(たべられる)食べ物を作る特殊能力や、灯の必殺技≪トンネル≫の魔法、前述のキメラ等の一話に出てきたエネミーのデータがあります。
(他の宝玉や雑魚魔王たちはおそらくvol.2以降で)
この他に連載リプレイ「ベル・ゲーム」の第1回が掲載。
GM及び著者は菊池たけし氏、PLとしてアニメの脚本の藤咲あゆな、声優の矢薙直樹、小暮英魔さま、原作ファンにはおなじみのかわたなの各氏。
この第1回ではキャラを作ったり(それぞれ新キャラ)オープンニングシーン1をやったりしています。
意外な魔王が登場し、あっさり退場したりします。
あれこれ盛りだくさんな内容で、アニメを見て気に入った人も、元々原作ファンの人にも楽しめるのではないでしょうか?
ちなみにDVDにはアニメの第1話や、オーディオコメンタリ-、「アニメ天国」の特集などが収録されています。
良いスタッフに恵まれたおすすめ度
★★★★★
開始早々、アンゼロットによって大気圏突入する柊蓮司・・・w
スタッフはホントよく分かってる(サムズアップ!)
このアニメはTRPG『ナイトウィザード』が持つノリや雰囲気を良く描けています。
なので原作ファンはまず間違いなく楽しめる。
一方原作を知らない方たちも、高い水準を保つ作画に良主題歌、だんだんと盛り上がってくるストーリーで十分楽しめる作品になっています。
私的には原作リプレイや小説で活躍した面々がメインキャラなので、関連書籍をチェックすればより本アニメを楽しめると思います。
そしてこの商品で注目しているのは二本のオーディオコメンタリー。
片方はメインスタッフによる雑談会ですが、もう一方は原作者によるTRPG視点での解説。
一TRPGファンとしては見逃せませんw
この価格は凄いおすすめ度
★★★★★
本編25分+映像特典16分とありますが、オーディオコメンタリーのおかげで総計二時間以上あります。
※オーディオコメンタリーは原作者のきくたけ氏や声優の宮崎羽衣さんが本編映像を見ながらコメントしているのですが、本編省略無し(メンバーを変えて二本収録)なので長い長い。
初回特典のブックレットもリプレイ収録で80pも。ナイトウィザード好きなら買う価値はあります。
ただ、TRPGのナイトウィザードを知らないと最初は超展開の数々に混乱するかもしれません。原作リプレイが好きな方なら作画レベルと相まって大満足する筈です。
丁寧に楽しく作られた作品
おすすめ度 ★★★★★
最初は大変不安な作品でしたが、結果としてとても楽しめました。
TRPGというジャンルで既に膨大な蓄積のある設定や背景に対して忠実かつ丁寧であり、またそれらを巧みに利用して作られた秀作であると思います。
TRPGとしての本作品を知らない人にとっても面白い作品であるとは思いますが、歌舞伎やオペラを見る前に予習をすればより楽しむことができるのと同じように、
ナイトウィザードについて多少なりとも触れてから観賞するのがベストであるのかも知れません。
予習と考えると嫌な感じはありますが、バカを真面目にやるナイトウィザードは全体として楽しい作品ですので、リプレイや小説などから触れてみるのもお勧めです。
概要
菊池たけし原作のTRPGを原作に、『ARIA』のハル・フィルムメーカーが繰り出す真面目にオバカ、そしてスケールの大きいファンタジーTVアニメーション・シリーズのDVD第1弾。第1話「『月匣』~紅き月、碧き瞳~」アンゼロット(小暮英麻)の強制で日々侵魔“エミュレイター”退治に勤しむ柊蓮司(矢薙直樹)は、おかげで出席日数が足りずに困っている。その彼が通いたがっている輝明学園秋葉原分校に転校してきた2年生の至宝エリス(宮崎羽衣)は、その夜出現した巨大な赤い月を見るや、左の瞳が急に青くなり、昼間、廃部寸前の天文部部長・赤羽くれは(佐藤利奈)に案内された伝説の木の許へ、取り憑かれたかのように赴いた……。
1話のみの収録に関わらず、冒頭からあれよあれよの展開で、ギャグとシリアスのバランスも絶妙で絵柄も愛らしく、十分に1本の作品としての力とカタルシスがある。謎はまだまだ多いが、それはこれからの展開でわかることだろう。監督は『ケロロ軍曹』第1シーズンや『N・H・Kにようこそ』などの山本裕介。早くもスマッシュヒットの予感が濃厚に漂っている。(増當竜也)