☆不良少年に愛されたバンド☆おすすめ度
★★★★★
横浜ラストダンス@2000年では、終演後アリーナ席のあちらこちらで、
こっそり涙をぬぐっている男の子がみられて印象的でした。
その晩わたしも友達とイカ天時代のビデオを見て泣きました。
このアルバムは変拍子の曲が多く、好きなのでたまりません。
VIOLET FIZZとスクラッチは中でもお奨めです。
歌詞も退廃的で、切迫した感じがして素敵。
赤いタンバリンとロメオといったヒット曲も入っているので、
ブランキー初心者にいいかも。
小さな恋のメロディ、
幸せな人もいい曲ですよ。
映画「ロメオの心臓」おすすめ度
★★★★★
もともとシンプルで研ぎ澄まされた音作りだったブランキー、
ロメオの心臓では様々な効果音、S・E、極めつけは中村達也の
ドラムを排し打ち込みをサンプリングするまで実験的な手法を
取り入れている。一部からは批判が多いがこれはこれで最高だ。
もともと歌詞の世界観が映画のワンシーンを思い浮かばせるほど
だからその世界へと具体的に引き込んでくれる。
パイナップルサンドのパトカーの音なんて退廃した深夜の街を思わせ
、ドブネズミ、ハツカネズミは悲しい。
VIOLET FIZZなんかは不思議な世界だ。
このアルバムはサウンドトラックって言われるけど
そんな感じでじっくり聞き込んでその世界に浸る、すると
本当に一本の映画のようでトータルで聴き終わった後、
いい満足感が頭を流れている。
紙ジャケ好き人間
おすすめ度 ★★★★★
初めて打ち込みを導入したブランキーにしては珍しいアルバム。特に『彼女は死んだ』で顕著。この曲ではコードがDmしか使われておらず、ずっと同じベースリフの上に浅井さんの独特のギターリフをのっけた、見事な展開を見せる歌詞も過激な名曲。君の手のひらにも、サビではいわゆるお決まりのコード進行(レディへのクリープとか)だが、ここまでアレンジできるのはブランキーしかいない。もちろんハードナンバーも健在で、特に古い灯台が1番かっこいい。ビデオクリップでは冒頭で流れ、映像とあわせるとさらによい。『Happy sunday moning』など少し退屈な曲があるのは確かだが、どこか不穏な感じのする『幸せな人』などの名曲や『ハツカネズミ』『ドブネズミ』などの悲しくも美しいアルペジオナンバー、さらにはヒットシングルも収録され星5つに恥じない内容。ただ中村さんのドラムがおとなしいような感じはするけど・・・。