価値ある一冊ですおすすめ度
★★★★★
TBSで流れた番組のDVDセットもいいけど、番組で取り上げられた楽曲に関する説明が数行ずつ載せられていたり、登場したゲストが聞いてきた音楽が紹介されていたりと、音楽のルーツを探っていくのには最適の一冊だと思います。
音楽をめざすにせよ、めざさないにせよ、自分の子どもや好きな人に、自分がたどってきた音楽を語ろうとするときに、こんな風に語れたら、と思わせてくれました。
放送のときには、もしかしたら原稿を読んでいるのかなと思ったりもしましたが、読んでいくほどに小田氏の言葉で語られた番組だったんだなと思います。
小田和正ファンならば必須アイテム!おすすめ度
★★★★★
TBSでオンエアされていた番組「風のようにうたが流れていた」の活字版(ドキュメンタリー)ともいうべきもの。
『 同 DVD-BOX 』 を持っていれば、あえて購入する必要もないだろうと思ったが、”私的音楽史”という副題からも分かるように、映像だけでは知りえない、さまざまな参考資料が詳細に掲載されているので、小田和正ファンならば必須アイテムである。
読まん奴は、小田和正ファンを口にしちゃいかんね。
活字の重み
おすすめ度 ★★★★★
言葉を言い放つことは簡単。文字になって残ると言うことは容易いことではない。「竹田の子守歌」はその美しさが黙殺された曲だった。「赤い鳥」が歌えなくても、off courseはアルバムに残していた。
山本潤子さんとの語りには、そんな重さはないけれども、二人の信頼関係が活字からも伝わってくる。DVDを見ながら、この本を開くと小田さんの世界に浸りきることが出来る。