波風を立てない「おいコー」があってもいいおすすめ度
★★★★☆
今回はどう揺さぶってくれるのかなと期待してたら前半に・・・を持ってきた。
中盤はショーリと丈のやりとり。
裕恵さんの義弟の秀人さん。
マスターと由里子さん。
かれんとショーリのやりとり。
穏やかな寸止め。
村山さん、初恋的な盛り上がりから変えようとしてるようです。
読者としてはもう10年読んでるから全然構いません。
裕恵さんと秀人さんはもちろんすんなり終わらせるつもりはないでしょう。
マスターと由里子さんは展開があるとすれば仕事関係での進展があるかトラブルが起きるか。
興味があるのは次にかれんが何をやろうとしてるかです。
鴨川に引っ越してきて多少落ち着いてきてかれんなりに考えて・・・東京に戻るとか。
ショーリの就職を考えると遠距離のままではやりにくいでしょう。
いずれにせよ物語はかれんの仕事を中心に動くだろうし鴨川の田舎にいるままでは進展がやりづらいのかなと。
サイドストーリーはあたたかいエンディングです。
セカンドシーズン2冊目、通算12冊目!
おすすめ度 ★★★★☆
収録内容
・Time After Time
かれんに会いに鴨川へ向かった勝利、そこで二人は・・・
そして東京に戻った勝利は丈との話で・・・そして風見鶏のマスターたちに・・・
(伏線を最後に残しながら本編は終了しています。)
・Dust in The Wind(番外編)
かれんと久しぶりに会う保険医桐島、女二人の内緒話の内容は・・・
(おいしいコーヒーシリーズ以前に描かれた作品「もう一度デジャ・ヴ」を読むとより楽しめます。)
十年以上も続く恋愛小説、ついに結ばれた二人の恋愛模様ですが、あいかわらず遅々としています、でも個人的には不思議と不満を感じさせない作品です。(読んでいて共感するシーンや、理想的すぎるだろうと思うシーン、でもそれがいいですね)