小池栄子が素晴らしい。おすすめ度
★★★★★
長瀬智也の豪快な演技が好きなので見始めました。
が、漫画チックなキャラクターやノリが「ちょっとしんどいな」と
思い、途中までは惰性で見ていたのですが・・・。
小池栄子演じる恋敵が登場してからは、涙を誘う場面が多く、
最後まで引っ張られるように見続けました。
誰もが幸せに丸く収まる方法はない、という状況の中で、
長瀬演じる太郎がどんな決断をするのか目が離せなくなりました。
「我先に」「言ったもん勝ち、やったもん勝ち」「自分さえ良ければ」
という身勝手さが目に付く最近の世の中と違い、誰もが相手を思いやり、
自分の気持ちを殺しても相手の幸せを願う、そんな登場人物たちに
心が洗われました。
長瀬演じる男気あふれる太郎、純真な鈴(相武紗季)、鈴の両親
(高田純次、風吹ジュン)など、魅力いっぱいの登場人物の中、
出色の素晴らしさは、恋敵の小池栄子の演技でした。多分、
この人の演技の出来が、感情移入できるかどうかの分かれ目に
なったのではないでしょうか。もっと女優として評価されても
良い人だと思います。
昭和って、どんな時代だったんだろう?おすすめ度
★★★★★
「歌姫」、DVDで一気に観させる迫力のある作品でした。
配役が素晴らしく、脚本がすばらしい!
長瀬さんの勢いキャラを活かして余りある作品でした。
最近つくづく思うのは、同じ日本人なのに、昭和って今と何が違ったんだろう?ってことです。きっと人間の強さや弱さは大きく変わってない、バブルを経験した前か後かと言ってもどちらも人間が繰り返してきたことの範囲の話しだから関係ない。。。
そうやっていくと、実は「お醤油借してください」とご近所で言うことがなくなったのが、昭和以後なんじゃないかな、と思うのです。
人と人が助け合える範囲で助け合っていた時代、それが昭和だったんじゃないでしょうか?
この作品には、映画館や土佐清水という舞台を活かして、いい意味での昭和へのノスタルジーが感じられます。ALWAYSにも負けないくらい、「昭和ってこんな感じだったんだよ」といいながら子どもたちに見せて上げたい作品だと思います。
そしてもう一つ、昭和にあって今欠けているものは、誇り、だと思います。今の世の中に誇りがあるとしても、地位やお金に結び付けられた誇りが強すぎると思います。図りえない誇りをきちんと持って生きて行きたい、そんな風に感じさせられるドラマでした。
とか何とか言いながら、笑うだけ笑い、泣くだけ泣きましたけどね。
楽しかったですよ〜、ホントに!
名作中の名作だと思いますおすすめ度
★★★★★
ドラマの放送が終わってしまってから、楽しみが無くなってしまったと言ったら、言いすぎかも知れませんが、本当に楽しく、切ないドラマでした。
まだ見られてない方、本当に見る価値アリです!。
第一話だけで絶対にあきらめて欲しくないドラマです。
正直、私も第一話を見たときに「来週はなしかな?」って思った程、引きつかれるものが
ありませんでした。ただ、2話、3話見るにつれ幸せな自分がいました。
「こういのを見たかった」と。
出演者(役)のみなさんも個性的で、心温まるものがあります。
いちばん最初は鈴役の相武紗季さんの「歌姫になるまでのサクセスストーリーものか」と思っていましたが、まるで検討違いで、最後の歌姫の意味に涙します。
私、ボキャブラリーが少ない為、うまく説明出来ませんが見ていない方っ!
本当にオススメです。
P.S:相武紗季さんには悪いけど他の出演されているCM、ドラマで見ると「鈴」にしか見えない私がいます…。そのぐらいハマリ役でした。
いやー良かった
おすすめ度 ★★★★★
初めて心が震える感覚を味わいました。
と、思ってネットで検索してみると、このドラマ、放映当時は視聴率が非常に低かったらしいですね。
たしかに、私も第1話を見ているとき、面白いとは感じませんでした。
私自身、長瀬目当てで見始めたのですが、その長瀬の演技がドラマの雰囲気に合っていない感じがした上に
土佐弁が聞き取れずに、何がどう進んでいるのかが分からなくなって、見る気が失せてしまいました。
(実際、TV放送時には、私はここで見るのを辞めました。)
おそらく、こういう人が多くて視聴率が低かったんでしょうか。少なくとも、ここのレビューや友人の感想を聞いていてもそう思います。
本当に勿体ない。
まぁ、言いたかったのは、とにかく、お勧めだということです。
具体的には言えませんが、テレビ局が作るドラマには、昔のような面白い番組が減ってきていますが、このドラマは別格だと思います。
暇を割いてでも見るドラマです。
是非、どうぞ。
概要
2007年10月~12月、TBS系金曜ドラマ枠で放映された、長瀬智也(TOKIO)・相武紗季主演のヒューマンドラマ。共演は、佐藤隆太、大倉忠義(関ジャニ∞)、古谷一行ほか。原案は、東京セレソンデラックスによる同名の舞台。ノスタルジックな昭和の風景をバックに、激動の時代を熱く生き抜いた男女の情愛を描いた物語で、彼らを取り巻く人々の悲喜こもごもの暮らしも丁寧に追っていて好もしい。町の映画館・オリオン座で映写技師を務める四万十太郎(長瀬)の侠気あふれる姿と、しだいに娘らしく美しく成長してゆく岸田鈴(相武)の表情がすがすがしく、魅力的。お互いを大切に思いながら、ついついケンカになるふたりのもどかしいやりとりも、古きよき時代ならではの優しいぬくもりが感じられ、観ていると胸がジーンと熱くなる。(みきーる)