第2部への期待を込めて、敢えて星3つ!!おすすめ度
★★★☆☆
第1巻で本シリーズのテーマは、恐らく語り尽くされていたんだと思います。
第2巻以降は、1巻の焼き直し、または縮小再生産にすぎないと言わざるを得ません。
それなりに面白い。しかしファーストを越えていない。一応は4巻まで何とか失速せずに読ませる読み物として、高度を維持していたが、5巻で墜落(少なくとも物語のキーの一つである「おじさま」は、正体不明のままにしておく方がストーリーに深みが出たのではないかと思います)。
まるでロッキーのように尻すぼみです。残念!!!。
(しかし、この辛口評価は、著者が続シリーズで私たちファンをもう一度、愉快に踊らせてくれるであろうことを期待してのものです。頼むぜ続編。がんばれ著者。期待していますよ。本当に)
真帆の成長が最大の魔法でしたおすすめ度
★★★★☆
『ネクラ少女は黒魔法で恋をする5』です。シリーズ最終巻です。
最終巻だからか、原点に戻ります。
今まで伏線として出ていた生徒会長が真帆と接触し、真帆はまた昔の心中毒舌ネクラ少女に?
でも完全に昔の真帆ではないですからね。
この巻では、一之瀬先輩への恋心に焦点が当てられます。今まで出して演劇部に組み込んだ新キャラがあまり活躍の場が無かったのが惜しいです。
あと、大河内の一之瀬先輩への想いは……?
シリーズ全体を俯瞰してみると、第1巻がなんといっても出色の出来で、確かにキャラは魅力的なのですが、2巻以降は膏薬でくっつけた感じの続刊なのでややバランスを欠いていた面はあったと思います。
でも良いシリーズだったと結論づけて問題無いと思います。
先に述べた通り、主人公真帆から使い魔ゴブリンにいたるまでキャラがとても良かったです。
次回作に期待したいです。
まだまだ続けられると思う
おすすめ度 ★★★★★
お前はだれだぁぁぁ!
と突っ込みたくなるほど、清々しく明るい少女へと変身した空口真帆。
あぁ…毒舌ネクラ少女よどこへ…。
と思っていたら意外とそうでもなかったりして、良し!とか思わされましたねw
本巻で最終巻となってしまいましたが、私としては第一部完。のつもりで居たいですね。
空口真帆の恋の行方はもちろん、黒魔法の才能面や、周りのキャラクターの展開などまだまだ見ていきたいです。
肝心の本編ですが、またも新たな悪魔が現れて人を惑わす?!
そして、伊丹書店のおじ様の正体も分かり、アスガルズの謎も徐々に解き明かされていきます。
最終的には第二部を出してもいいんじゃないかなって思える展開で終わってますので、ぜひとも続刊希望です。