変ゼミの変は変態の変おすすめ度
★★★★☆
表紙はTAGRO氏らしい可愛い感じに仕上がってますが、中身はTAGRO氏らしく変態そのものです。
HENTAI=Hではなくそのまま変態な場合が多いので、その辺りの描写が人によっては嫌悪感を抱くかもしれません。
「可愛くほんわか」とか「ちょっとH」とかではないので要注意です。
基本的に変態生理ゼミナールほぼそのままの雰囲気&設定ですが、話自体は続きというわけではなく、新たに作り直してあります。
ちなみに表紙はTAGRO作品おなじみの蒔子さんですが、彼女は基本的に脇役です。
ワビサビのあるエロマンガかな?おすすめ度
★★★☆☆
自分の知らない世界なので…というのは真っ赤なウソですが、確かにモーニングの広告とか帯に書いてあるとおり他人に見られるとドン引きなマンガ。なんとなく変態性嗜好を文化人レベルの高度なエロスという事に置き換えて、最後は強引に終わらせるのだろうなぁという気がします。普通の主人公の女の子が、どんどん調教され(マインドコントロール)されていくのだろうか?正直、展開を考えるとあんまり人にお薦め出来ませんけど(トホホ)とりあえず次巻の購入は今後の展開次第です。たぶん3巻以上発売されれば傑作。次で完結ならば駄作だと思う。
「変」なんてレベルはすでに超えた変態たち。
おすすめ度 ★★★★★
TAGROの新作。
大学に入って半年になる松隆奈々子は今日も悩んでいた。それは「変態生理ゼミナール」という彼女が採った飯野教授のゼミのことである。今日も非モラルでセクシャルな課題が出される・・という作品です。
主人公の松隆以外はみんな変態です。
教授は変態ですが、ゼミの学生たちも変態。カッコいい風な小麦先輩は寝取られフェチ、盗撮趣味な田口は彼女にしか尽くせない共依存者、美人な水越さんはいかがわしい妄想で快楽を得る妄想逃現狂などの特殊な嗜好を持ち合わせた人々のキャンパスライフが描かれています。
この作品の面白い所はそれぞれのもつ特異なフェチズムに自分なりの理論を語る点にある。作者はそういうヤバさを安易にギャグに転化させずに真面目でむしろリアリティのあるエグさを描写することで、ひょっしたら大学にはこんな人いるかも・・という浸透によってより現実味のある変質なキャラクター像を見せている。
だからこの作品が変態たちによるめちゃくちゃ暴れるギャグマンガという印象はあまり感じない。だからといってこの人たちが行なう闇鍋は凄すぎると思ったけど(笑)。
まぁ、なんだかんだ言っても(ちょいヤバな)キャンパスコメディマンガです。
はじめは度肝を抜かれたけど、読んでいく内にこの世界に入れたら楽しめると思う。
オススメ・・できるかはわかりませんが、こんな人たちがいてもいいんじゃないでしょうか。