ロック史に残る名盤? 私には理解できない。悪い作品では無いが、1970年代前半はブリティッシュロックの名盤が目白押しである。同じ1972年でもイエスの「危機」、パープルの「マシーンヘッド」、「ライブ イン ジャパン」、ストーンズの「メインストリートのならず者」。翌年にはフロイドの「狂気」だ。それら超名盤と同一に語られるほどの作品かな?未来に語り継ぐほどの作品かな?
やっぱりこれは名盤ですね。おすすめ度
★★★★★
皆さんが書いているように、これは奇跡の名盤でしょうね。彼等の長いキャリアの中でも特筆されるべき作品だと今更ながらリマスター盤を35年振りに聴いて実感しました。
リアルタイムでは高校1年生だったのですが、今思い出すと当時は激しいロックばかり聴いていました。このグループから初めて「哀愁」であるとか「叙情性」というものを学んだような気がしています。大人になったような気が少ししたような感じだったのかもしれません。それでも今の時代では考えられないくらいにギターを弾きまくっているのには改めて感激しましたわ。
今回、再び機会があって彼等のCDを改めて聴きつづけているのですが、後年になっても本作品からの曲が殆ど全曲演奏されているのを確認する度に感慨を新たにしている次第です。次のLIVE DATEも当時は聴きまくりましたが、今聴くと少し迫力不足だったのですねぇ。後年のライブのほうが凄いんだわ。そしてWishbone Ashと言うのはAndy Powellだったんだなぁってことがはっきり判りました。
哀愁NO.1おすすめ度
★★★★★
ボーナストラックにひかれて購入。レコードから勘定したら何枚持っているかわからない。いろいろ40年以上聞いてきたが、「WISHBONE ASH」の「ARGUS」が一番好みかもしれないなと思うことが良くある。このようなサウンドは意外と他にない。時期的にはツエッペリンの頃に出てきたからといってハードロック路線でもなく、実にいい味を出しながら自分たちの世界を切り開いたように思う。ただ、考えるにこれはレコードサイズのジャケットをつけるべきです。やはり騎士とUFOが見えないとこのジャケットの意図とするところがわからないです。僕の携帯の待ち受け画像もこの「ARGUS」の騎士が一番多いです。知らん人は「何それ」といいますが、なかには知っている人もいます。中身とジャケットが一体となって聞き手のイマジネーションを掻き立ててくれる作品はもう名作に決まっとります。
奇跡!おすすめ度
★★★★★
まさにWishbone Ashの代表作! アルバムジャケットが象徴するかのような世界へ聴くものすべてが誘われるでしょう。 1972年にリリースされた彼らの第3作目です。 プロローグの「Time was」からエピローグの「Throw Down the Sword」まで流れるように旅する事が出来る。 このアルバムにはBonus Tracksとして、8,9,10にメンフィスでのライブ・パフォーマンスが収録されていますが、この流れはけっして「Argus」のイメージを壊していない適切なサービスかと思われます。 アルバム「Wishbone Four」に収録されていた「No Easy Road」をBonus Trackとする「Argus」もありますが、どうにも僕には納得いかなかった。 その点、前者はWAの伝統を踏まえているようにも感じられ好感が持てます。 と言うのも前作にあたる「Pilgrimage」(LP)にはアルバムのラストにライブ(Where were you tomrrow)が収録されており、その流れで彼らが当時のLP版にも収録していたかのような必然性すら感じてしまう。 「Argus」は、まさに奇跡で、結成時のオリジナルメンバー、そして当時の音楽シーン、彼らの若いエネルギーが偶然にほんの一瞬、一点に集中した結果、奇跡的に産み落とされた。 寂しいけど二度と具現化出来ない伝説だと思います。 この第3作目にして彼らのギターミュージックの一つの完成形を見てしまった。 細部までのギターのトーンの拘り、音の無いところまで音のあるような、ある種、「間」が感じられる。 もしかすると、これがWAが日本人に受け入れられた一つの理由かも知れません。 WAのオリジナルメンバーであったDrumsのSteve Upton氏が、かつて「ArgusⅡを作ればバンドの成長が止まってしまう。」と仰ったようですが、「ArgusⅡ」を聴いてみたいと思うのは僕だけでしょうか?
文句無く「アッシュ」の代表作!(1972年作)
おすすめ度 ★★★★★
静けさの中にも、躍動感があり、あたかも物語のように組曲のように曲が進行していきます。初期アッシュ特有の叙情性があり、その旋律も美しく完成度のひじょうに高いアルバム。このアルバムはロック史に名を残す名盤で、興味を持った方には是非とも聴いて頂きたいアルバムです。 基本的にはハードロックであるものの、スピード感は少し「ゆったりめ」。とはいえ、サウンド及び構成がしっかりしており、聴き応えは充分です。また、アッシュならではのツインギターが堪能出来るアルバムです。 サウンド的には前作の延長線上ですが、完成度が上がり、バンドのサウンド(魅力)がより確立されています。