低く暮らし、高く思うおすすめ度
★★★★★
「アイ・ノウ」
この本を読んでから
心の中でそっと口ずさんでいる言葉。
I Know.
「私は知っています。」
と訳せば別にどうってことない言葉であるが、
そこに静かに達観する自信に満ちた強さを感じたのだ。
100万部突破だそうである。
満を持して映画化もされた。
本屋には平積み状態。
普通ならもう読む気にならない本であったが、
偶然、「西の魔女」の言葉を知る機会があって興味をもった。
魔女とはいったい?
何か、おどろおどろしさを感じますよね魔女って。
魔法とか呪いとか思い浮かべてしまいます。
でも、ここに登場する魔女とは「古くからの知恵の継承者」のこと。
昔からの言い伝えや自然の法則を知識としてたくさん持ち、その教えを生活の中で実践し、知恵を蓄えているようなある意味「人生の達人」のような人を指して呼んでいる。
そして、私の好きな言葉を実践している人。そんな気がする。
Simple life,High thinking.
低く暮らし、高く思う
生活は自然の摂理に基づきとても質素だけれど、高い思いや志に支えられている。
それはエコを求める現代にも合致する生き方だ。
私は「西の魔女」にそんな生き方をみた。
ちょっぴり、あの!ターシャ・テューダーさんを私は思い出しました。
物語は、不登校に陥った中学生の女の子が、環境を変えるために「西の魔女」こと一人暮らしの母親のお母さん、つまり、おばあちゃんと一緒に生活するお話である。
一緒の生活の中で「西の魔女」から授けられる「魔法の言葉」と生活の知恵。
この小説の読みどころはそこにある。
そういった意味でこの小説は教養小説であり、教育書でもあると私は思う。
人間にとって「生きる力」とは何か。
人間はいかに生き、いかに死んでいくか。
そんなことを「西の魔女」は私たちに静かに教えてくれる。
私は心にとめた「西の魔女」のメッセージを書き留めてみた。
これから何度も読み返して、自分の知恵にできるといいな。
そんな願いを込めて。。。
読む前のご注意おすすめ度
★★★★☆
裏表紙や目次をよく見ればわかるのですが、この本には、本編「西の魔女が死んだ」に続けて、その後のことを書いた「渡りの一日」が収録されています。私はこれに気付かず一気に最後まで読んでしまい、大失敗したと思いました。本編を読みおわたら、一旦本を閉じることをお奨めします。
美しい話おすすめ度
★★★★☆
本屋で話題となっていたため、購入。一気に読んだ。
主人公まいとその祖母のゆるぎない絆は孫への絶対的な愛がよく表現されていたし、自然を描いている場面では、自然の心を癒すパワーを感じさせるような良い作品であった。
中高校生だけでなく、大人にも十分お薦めできる。
ただ、個人的にはもう少し話に広がりを持たせボリュームがあってもいいような感はあった。
私は傷ついてた
おすすめ度 ★★★★★
私は結婚を考えてた人がいました
母にも紹介し、順風満帆に思えたのに…
それは途中で挫折してしまいました
深い、取り留めない悲しさと寂しさに押しつぶされそうになりながら手に取った本が西の魔女…でした
魔女が私のありのままを受け止めてくれてるような
そんな気がして、私は本を読んでいる最中は安心できました。
以来、何度も読み返してしまいます。