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クァク・ジョエン
おすすめ度:★★★★★
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切ない
おすすめ度 ★★★★★

劇中のX-JAPANの「tears」が悲しさをより増して、切なすぎました。死んでも愛する人を守り通す彼の純愛にも胸が苦しくなりました。愛する人を失くす悲しさ・・・想像以上に辛いものなのだろうと思います。



エンターテイメント
おすすめ度 ★★★★★

「猟奇的な彼女」のあとだけに賛否があるけれど、映画というエンターテイメントとして充実した作品だと思う。
主演女優は言うに及ばず、向こうをはる男優はすごい二枚目というわけではないけれど、味のある演技で魅力的だ。
それに、この映画には印象的なシーンが数多くある。例えば冒頭、“風”の視点で美しいソウルの夜景をなめるように映し出すシーン、主演の二人が彼女の家をリフォームするシーン、土砂降りの雨の中で楽しそうにはしゃぐ二人をスローでとらえたシーン、“風”が彼女の部屋に入り込んできて本のページをパラパラとめくり、本の隅に書かれたマンガが動き出すシーン、黒い鍵盤を白く塗ったピアノを彼女が奏でるシーン・・・すぐれた映画の中には必ず印象的なシーンが存在する。この作品も例外ではない。また、それらのシーンを支える音楽も見事にマッチしていてこちらも印象に残る。
確かに、ストーリに強引なところはあるもののそれを補って余りある力がこの映画にはあると思う。ストーリの強引さはこの映画の展開にリアリティがないことと関係しているのかも知れないが、この映画はリアリズムの映画ではない。ファンタジー映画だ。しかし、ジャンルはどうでもいい。エンターテイメントとしてこの作品は十分に楽しめる。




恋愛ファンタジーやチョン・ジヒョンが好きなら
おすすめ度 ★★★★★

 やっぱりチョン・ジヒョンの魅力を引き出せるのはこの監督が一番うまいのかな思いました。この監督の映画は始めて見たのでストーリーの途中から始まるという作り方には違和感を覚えました。それとエピソードごとに話がぶちぶち切れているよう気もしました。だけどチョン・ジヒョンの魅力にはやられました。DVD購入前に「猟奇的な彼女」も見て改めて見るとようやくこの監督の作り方に慣れてとても堪能しました。だけど時間はちょっと長いかなという気がします。もうちょっと編集して5〜10分ぐらい短くしても良いと思いました。



2度観て・・・☆
おすすめ度 ★★★★☆

この作品を1度観た時は、『猟奇的な彼女』の方がよかったかなぁ〜と思っていたのですが、
2度目を観たら、1度目に観た時より、実は作品がよぉーく作られていることに気がつきました。
アクションが激しいので、荒削りな作品に感じるのですが、作り手は実は繊細に巧みに作っています。
シーンのひとつひとつに無駄がないことにも気がついてしまいました。
2度目に観た方が、ふたりの愛の深さを感じました。
切なさと強さと、愛と優しさと、立ち直って人生をまた歩き始めることを織り込んだ作品。
(笑いも盛り込んだ泣ける作品)


概要
勇敢だけど気が強く思い込みの激しい巡査ギョンジンが、引ったくりと間違えて逮捕したのは教師のミョンウ。とんだ災難にあったミョンウだったが、その後、偶然ギョンジンと再会。今度は銃撃戦に巻き込まれるという災難にあうが、ふたりの仲は急接近する。ところがふたりはある事件に遭遇し、その仲を引き裂かれてしまう。
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督とチョン・ジヒョンが再び組んだラブストーリー。前半は『猟奇的~』を彷彿させる、気が強く攻撃的なヒロインと人のいい青年のラブコメテイスト。が、ふたりを引き裂く事件をきっかけに、物語は愛の奇跡を描いたラブロマンスへ。作品の色合いがガラリと変わってしまうが、前半で自由奔放な女性をイキイキと演じていたジヒョンが、愛する人を一途に思う情感あふれる女性に変化していく様は見応えあり。彼女のクルクルと変わる表情と躍動感あふれる動きは、この映画最大の魅力。さすが『猟奇的~』で、ジヒョンをスターにしたクァク監督。彼女のチャームポイントをあますところなく見せ、チョン・ジヒョンの魅力を最大限に引き出し、上質のアイドル映画に仕上げている。(斎藤 香)

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