フォーリナー復活。1994年作品。 おすすめ度 ★★★★★
仲違いしていたルー・グラム(vo)とミック・ジョーンズ(g)が、久しぶりに手を組んだ1994年の復活作。巷での評判は今ひとつのようだが、これはなかなか優れたアルバムだと思う。非常にバラエティに富んでいるためか、各国で人気曲が異なる。
アメリカでは必殺のバラードM-3「Until The End Of Time」が人気だが、ヨーロッパではM-10「Under The Gun」やM-2「Rain」の方が人気だったりする。
ちなみに日本では、M-1「White Lie」が一番人気。珍しくシングルにもなっており、FMラジオ局を中心に結構ローテーションされた記憶がある。英語の歌として良い曲になっているし、一発で覚えられるキャッチーなコーラスは見事。それを強調するかのように、いきなりコーラスから入るアレンジになっている。
また日本盤のみのボーナス曲M-12「Crash And Burn」も、本編に入れないのが勿体ないくらい良い(手違いで和訳のみになってしまい、英詞が付かなかったのはご愛敬)。
前述のM-2, 3, 10もそれぞれ良い曲だし、プレイも歌も安定感がある。DEEP PURPLEの『紫の聖戦』同様、巷の低評価が、自分にはどうしても納得行かないのである。
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