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HOTホットOTML2月号 本と遊ぶ「明日の記憶/荻原浩」
明日の記憶 |
映画館で見ましたが、途中からこれでもかっていうくらい泣かせるシーンが続いて大変でした。娘の結婚式ぼシーン、自分が壊れて行くことを自覚することの怖さ。原作と比べると、過剰な演出ともいえるでしょうが、映画はこんなものでしょう。細かなことは気にせずに、素直に泣くのがよろしいかと思います。ただ、妻はあまりによくできた人ですねぇ。 |
僕たちの戦争 完全版 |
名作ウィンズ・オブ・ゴッドを神風から回天版にして、おまけに大林宣彦の転校生を合わせたような作品。あまりに使い古されたネタだけにビックリ。まるで漫画のようだがドラマとしては良くできている。特に俳優達が良い。過去と現代の青年を演じ分ける森山未來はまるで別の俳優が演じているように上手だった。回天は映画「出口のない海」でも取り上げられたが、戦闘機による攻撃隊よりは知名度が低く斬新さがある。しかし、実際に戦闘機にも特潜等の特攻兵器を与えらた兵士よりも、それにも乗ることが出来ない悲惨な特攻兵の方が多かった。不思議系な話で興味をわかすのではなく、クローズアップされてこなかった秘話をドラマ化して欲しい。不思議系話にすることで、過去と現代とのつながりを出そうとしたようだが、逆に深刻味が薄れてしまったと思う。 |
神様からひと言 |
決して派手な作品とは言えないが丁寧で質の高いドラマになっていると思う。キャスティングも絶妙でした。 |
愛しの座敷わらし |
現代の、なんとなくよくいそうな個性をもつ、それぞれのキャラクター設定の仕方と、そのさりげなさが秀逸。携帯を見つめながら、そのメールを出そうかどうか、その返事のフレーズ一つ一つを気にして悩む女子中学生。ぼけの中に身を潜め、息子夫婦との微妙な距離感を図る義母・・・そしてその一人一人が、新しい田舎暮らしと出会い、そして座敷わらしとの邂逅を通じてひとつ、またひとつと薄皮が向けていくように心を開きあってゆく。そうしてできていく家庭の絆を、さりげなくテンポのよいせりふでつづっていく。重厚なテーマとさりげない軽妙な作品両方を手がける著者の作品の中でも、温かさがにじみ出て秀逸な一品。おすすめです。 |
さよならバースディ (集英社文庫 (お52-3)) |
一応ミステリーのカテゴリーに入るだろうと思われる本書は、いままでの著者の諸作品とは異なり、荻原流のユーモアを極力おさえた、シリアスな作品である。
舞台は奥多摩の東京霊長類研究センター。ここで、“バースディ・プロジェクト”と呼ばれる類人猿の言語習得の研究がおこなわれていた。対象は‘バースディ’という名の3才のオスのボノボ(ピグミーチンパンジー)、この物語の主役である。彼は高い知能を持っており、学習と実験により今では特別製のキーボードを使って人間と簡単な会話が出来るほどになっていた。 生真面目で研究熱心、‘バースディ’に対しても肉親の情をもって接する田中は、1年前、前任の助教授が自殺して以来、あとを継いで主任研究員をしていた。彼は4月のある夜、恋人であり、研究スタッフの大学院生、由紀にプロポーズする。しかし、前向きな返事を告げた彼女は、なぜかその夜のうちに研究所の5階から墜落死してしまう。自殺か、事故か、あるいは殺人か・・・。唯一の目撃者は‘バースディ’。田中は、ショックで打ちのめされながらも、彼女の死の真相を突き止めるべく、‘バースディ’から目撃証言を得るために必死の<会話>を試みる。 そうしたなか、ある財団法人からの多額の研究寄付金が教授らによって不正に運用されている疑いが明らかになり、彼女にも何らかの関わりがあって、さらには1年前の助教授の自殺にもその影が見え隠れしてくる。 彼女はなぜ死んだのか? がメインテーマの本書だが、主役をつとめる‘バースディ’も忘れてはならない存在である。実験とはいうものの、田中たちと親子のような交流をする姿。風邪をひきながらも必死に田中との<会話>を試みる姿。教授らによる不正揉み消しの圧力から身を挺して田中を守る姿。そのけなげな姿は重苦しくなりがちなテーマの物語にセンチメンタルなやわらかさを与えている。 |
明日の記憶 (光文社文庫) |
ずいぶん前に、映画?を見て、
うわぁっ、怖いと思ったのですが、 やはり、活字になるともっと怖い。 どんどんと記憶が失われていく様子が、 主人公の書く日記の様子(誤字とか、漢字がひらかなになったりとか)から伺え、 道がわからなくなったり、名前がでてこなくなったりと。 なんか、アルコールで日々脳みそが破壊されている私には思い当たることばかりで。 記憶を失うということは、自分を失うということなのだろうか・・・ ある程度、年老いてからならとにかく、 主人公のように若年性のアルツハイマーは、あまりに影響が大きいです。 発芽玄米・・・飲もうかしら(笑 |
もしもこんな 荻原浩 がいたら・・・
ファッション誌でも活躍中の人気アイドル 荻原浩。沖縄で撮影された作品は、セクシーさと無邪気さの両面からアプローチ、そのダイナミックなボディを堪能できる盛りだくさんの内容だ。
80年代テイストたっぷりの胸キュンソング。今回も振り付けが覚えられるよう、DVD付きの超お買い得盤。スペシャルメッセージもお見逃しなく!「次着るのは結婚式のときかも」。ファンは熱心にシャッターを切っていた。
ほうほう、ようがんばってますなあ。ようするに、
『 男にとっても、結婚はしばしば一つの危機である。その証拠に、多くの男性精神病患者は婚約期間中、もしくは結婚生活の初期に生まれる。 』( ボーヴォワール )
なんのこっちゃわからんがな^^;
愛しの座敷わらし 荻原浩
荻原浩著、愛しの座敷わらし。[:おばけ:] 【あらすじのご紹介】 家族は、サラリーマンの夫に主婦の妻、中学2年生の長女と小学4年生の男の子、70代後半の母。クッキーという犬[:犬:]を飼っています。 突然の左遷(?)で郊外の支店勤務になったお父さん。 ...
さよならバースディ(荻原浩)
霊長類研究センターで、猿(ボノボという種類らしい)のバースディに言語習得研究を行っているメンバーのうち、創始者の安達助教授が謎の自殺を遂げて1年。今度は、助手の田中が大学院生の由紀にプロポーズした夜に、由紀が自殺。しかも、窓から飛び降り ...
『押入れのちよ』荻原浩
荻原浩の短編は初めてだ。 楽しめました。けっこう重い短編がありますね。笑いだけの作家ではありません。 しかしベタなネタも多い。既視感をたっぷり満たしてくれます。 しかも若者を書いたら相変わらず若くない。こんなレトロな若者いますかね。 ...
小説の感想 「神様からひと言」 荻原浩
荻原浩は元サラリーマンだそうで、それがゆえこのような良い小説を書けるのかもしれません。 駄文を最後まで読んで下さって、ありがとうございました。 小説のレビュー、感想文を探しているならこちらのサイトがお薦め! 人気blog Ranking にほんブログ村 ...
『さよならバースディ』 (荻原浩著)
限られたバースディの言語を介して伝えられる由紀の言葉が、胸を打つラストでした。 やはり動物モノには弱いです(笑)。 さよならバースディ (集英社文庫 (お52-3)). さよならバースディ (集英社文庫 (お52-3)). 作者: 荻原 浩; 出版社/メーカー: 集英社 ...
荻原 浩 「さよならバースディ」
さよならバースディ (集英社文庫 (お52-3))/荻原 浩; ¥630; Amazon.co.jp. めずらしくミステリー。 淡々として切ないです。
「あの日にドライブ」
荻原浩さんの「あの日にドライブ」を読みました。 元エリート銀行員だった牧村伸郎は、 上司へのたった一言でキャリアを閉ざされ、自ら退社した。 いまはタクシー運転手。 公認会計士試験を受けるまでの腰掛のつもりだったが、 ...
「ナツイチ2007」VS「ナツイチ2008」
ブレナンさよならバースディ 荻原浩ショート・トリップ 森絵都そうだったのか!現代史 池上彰それでもやっぱりがんばらない 鎌田實チェ・ゲバラの遙かな旅 戸井十月ハーケンと夏みかん 椎名誠はなうた日和 山本幸久ひろさちやのゆうゆう人生論 ひろさちや ...
緑山羊 さんのレビュー
『オロロ畑でつかまえて』の続編。また続き出たらいいな。子供がかわいい。
荻原浩の『なかよし小鳩組』
読み終わりました、荻原浩の『なかよし小鳩組』。 倒産寸前のユニバーサル広告社に、ある会社のCI、企業のイメージアップ戦略という大きな仕事が舞い込んだ。能天気な社長はその仕事に飛びついた。しかし、その会社は指定暴力団小鳩組だった。 ...